生産性が必ず上がる【フリーソフト】ベスト5!|使わないと損をする無料PCソフト
リモートワーカーの生産性を上げる、Windows PC向け常駐フリーソフトのベスト5を、ランキング形式で発表!
評価の基準(筆者の感覚)は次の3項目。
- 時短 時短効果の高さ
- 使用頻度 使う頻度の高さ
- 快適性 使うことによって得られる快適さ
いずれのソフトも、電子メールやExcelと同じくらい、毎日使うものばかり。筆者にとって、なくてはならないものばかりだ。
この記事で紹介するソフトを全部、あるいは一部だけでもインストールして使えば、生産性アップすること間違いなし!
第5位:Google日本語入力
Google検索の技術を使った日本語変換
- 時短 ★☆☆☆☆
- 使用頻度 ★★★★★
- 操作性 ★★★★☆
Google日本語入力は、Google検索の「サジェスト」技術を応用した日本語変換ツールだ。
「サジェスト」とは、文字を入力すると、利用者が知りたいだろう単語を予測し、候補として表示する機能のことである。サジェストはWebの統計を基に、変換候補を順番を並べ替えて表示するため、誤変換が少ない。
また、新語・流行語に強いのも特長だ。辞書データはGoogle検索エンジンをベースに常にアップデートされるため、変換時の候補には、最新の新語・流行語が表示されやすい。
Microsoft IME も辞書アップデートは Bing から行われるが、検索エンジンとしての実力を考えると、Google日本語入力の方が優れている、と筆者は思う。
Google製なのでネット上で動くイメージがあるが、Google日本語入力はローカルで動くソフトである。つまり、ネットに接続していない環境でも利用可能。
セキュリティ面については、利用者が変換した内容を一切収集していないとGoogleは言っているので、セキュリティの心配もなさそうだ。
Microsoft IME からの乗り換えを迷っている人も、大丈夫。
インストール時に、Microsoft IME のユーザー辞書を取り込めるのだ。インストール後でも「辞書ツール」を使えって辞書を取り込めるなど、乗り換えやすい工夫もされている。
[Win]+[Space] キーで、日本語入力を切り替えることができるので、必要な時だけGoogle日本語入力にするという使い方もできる。
第4位:Microsoft PowerToys
機能てんこ盛りのWindows便利ツール集
- 時短 ★★★☆☆
- 使用頻度 ★★★☆☆
- 操作性 ★★★★★
PowerToy は Microsoft社が無料で提供する、一言で言えば、便利ツール集である。
非常にたくさんの機能があるのだが、正直、使い道がわからない機能もある。
その中で、筆者がほぼ毎日、使っている機能を3つ紹介しよう。
Text Extractor
画像から文字だけを抽出
キャプチャ(スクリーンショット)した画像から、文字だけを取り出してくれる。
取り出した文字は、そのままWordやExcelなどのアプリに、テキストとして貼り付けが可能。
使い方はいたってシンプル。
- テキストを取り出したい画像上で、[Win]+[Shift]+T を押す。
- 画面上に十字カーソルが現れるので、テキストを含む範囲を選択。
- 選択した範囲のテキストだけがコピーされるので、Word、Excel、パワーポイントなどに貼り付け。
画面上で見つけたテキストをコピペしようと思ったら、画像だった・・・(コピペ断念!)
という苦い経験をしたことのある人なら、この機能は神である。
識字率も高いので、貼付け後のテキスト修正作業も最低限で済むのだ。
Image Resizer
1クリックで画像サイズを縮小
メールで画像を添付したが送れなかったり、画像を含むパワーポイントのファイルがやたらと大きくなってしまった、という経験はないだろうか?
それらの原因は「大きな画像」。
対策は画像サイズを小さくすることだが、画像サイズを変更するには、「ペイント」などの画像編集ソフトを使う必要がある。
しかし、Image Resizer を有効にしておけば、大き過ぎる画像ファイルを、一発で縮小することができる。
画像サイズの変更はエクスプローラーから。わずか4クリックで完了する。
- エクスプローラーから、サイズを小さくしたい画像ファイルを右クリック。
- メニューから「Image Resizerでサイズ変更」を選択。
- 次の画面が表示されるので、リストから希望のサイズを選択し、[サイズ変更]ボタンを押す。
変更後のファイルサイズは、小/中/大/電話/カスタム から選べるので、ファイルサイズを細かく指定する必要はない。操作がシンプルだから時短に繋がるのだ。
パワーポイントに貼り付ける画像なら、「大(1920×1080)」にしておけば十分だ。多くのディスプレイの解像度はFHD(1920×1080)なので、それよりも大きなサイズは意味がないからである。
メールやチャットに貼り付ける画像なら、「小」または「中」で事足りる。
Advenced Paste
書式なしコピペを強制
Webページやパワーポイント上のテキストを、メールやチャットにコピペした時、貼り付けた先のフォントが、コピー元と同じになってしまった(で、でかい!)、、、
という経験は、誰にでもあるだろう。
貼り付け後に、テキストの書式やフォントサイズを変更すればいいのだが、毎回そんなことをやるのも手間だ。
そんな手間をなくしてくれるのが、「プレーンテキストとして貼り付け」である。
通常のテキストのコピー&ペーストは、コピー対象を [Ctrl]+C でコピーし、[Ctrl]+V で貼り付ける。
一方、「プレーンテキストとして貼り付け」は、 [Win]+[Ctrl]+[alt]+V で貼り付ける。
すると、"書式なしテキスト"として貼り付けることができるのだ。
デフォルトのキー操作は [Win]+[Ctrl]+[alt]+V だが、変更することも可能。
もちろん、[Ctrl]+V による通常の"書式ありテキスト"の貼り付けは、従来通り、そのまま使える。
第3位:DeepL
なんでも どこからでも 翻訳
- 時短 ★★★★☆
- 使用頻度 ★★☆☆☆
- 操作性 ★★★★☆
DeepLは無料の機械翻訳サービスである。「翻訳ならGoogle翻訳で十分だよ」という人にも、是非一度使ってみてほしい。
翻訳の精度はGoogle翻訳を上回ると言われている。しかし、それだけではない。使い勝手がバツグンにいいのだ。
選択中のテキストを [Ctrl] キーを2回押すだけで、すぐに翻訳してくれる。
筆者のようなエンジニアは、技術情報を海外のウェブサイトから収集することが多い。海外の情報は英語が多いので、翻訳ソフトは不可欠だ。
DeepLをインストールしておくと、ブラウザ上で選択中のテキストを、 [Ctrl] キーを2回押すだけでDeepLに転送し、翻訳してくれるのだ。
翻訳サイトに切り替えたり、テキストを翻訳サイトにコピペする手間がかからないので、操作に煩わされることなく、どんどん翻訳が捗る。
ウェブブラウザ以外からも、DeepLは呼び出せる。Word、Excel、パワーポイント、PDF(Acrobat)など、DeepLはあらゆるアプリに対応。どのアプリからでも、テキストを選択して [Ctrl] キーを2回押せば、翻訳してくれるのだ。
なお、DeepLを呼び出すデフォルトのキー設定は [Ctrl] ×2回だが、設定で変更は可能だ。
第2位:KH DeskKeeper
家でも会社でも アイコン位置を一発復元
- 時短 ★★★★☆
- 使用頻度 ★★★★☆
- 操作性 ★★★★☆
ノートPCを持ち歩き、自宅と会社を行き来するビジネスパーソンが必ず出くわす問題。それが、「PCデスクトップのアイコン位置がズレる」問題である。
PCのデスクトップ上のアイコンを綺麗に並べていても、外付けディスプレイを接続した途端、アイコンの位置が勝手に変わってしまう、アレだ。
並べ直しても、並べ直しても、外付けディスプレイを接続したら、どういうわけか、アイコンが移動し、どこかへ行ってしまう。
アイコンの位置は不規則に移動するので、並べ直す前に「アイコンを探す」という行為も加わる。並べ直すのは仕方ないとしても、「探す」という行為は完全に余計で、生産性を下げる要因になってしまう。
そもそも、せっかく並べたアイコン位置がいちいち変わるなんて、ストレスでしかない。それが繰り返されるんだから、たまったもんじゃあない!
そんなストレスを解消してくれるのが、KH DeskKeeper だ。
アイコンの位置を、「自宅」「会社-外部モニター右」「プロジェクトルーム」といった具合に、名前をつけて保存しておける。
アイコンの位置を復元するには、保存してある名前を選択し、[復元]ボタンを押す。
アイコンを探す・並べ替える、という無駄時間とストレスを、1クリックで解消してくれるのだ。
自宅と会社を行き来するリモートワーカーなら、必須のソフトと言える。
第1位:ScreenPresso
スクショ + 画像加工 が一体となった便利すぎるツール
- 時短 ★★★★★
- 使用頻度 ★★★★☆
- 操作性 ★★★★☆
スクショ(画面キャプチャ)ソフトは、Windows標準の Snipping Tool を含め、巷には多く出回っている。ScreenPressoもその一つだが、他のソフトにはない強みがある。
ScreenPressoは、キャプチャした画像を、そのまま画像加工することができるのだ。
メールやチャットに、スクショを貼り付けるのは、皆よくやると思う。
この時、スクショした画像の強調したい箇所に、赤枠や吹き出しを付けて送れば、相手にもっと伝わるはずだ。
だけど、画像を加工するには、Photoshopなどの画像加工ソフトを立ち上げる必要があるし、加工作業も面倒だなぁ。。。
そんな悩みも、ScreenPresso があれば解決する。
ScreenPressoでスクショした画像を加工する方法は次の通り。
1. 画面の上の方をマウスオーバーすると、「スクリーンショット」と「録画」が表れるので、「スクリーンショット」を選ぶ。
2. 十字カーソルが現れるので、キャプチャしたい範囲を選んでキャプチャする。
3. キャプチャした画像は、予め設定しておいたフォルダに自動的に保存される。同時に、メニューが表示されるので、「編集」を選ぶと画像編集を開始。
4. 画像の編集画面から、「四角形を追加」や「吹き出しを追加」を選び、強調表示したい箇所を加工する。
5. 画像を加工後、「画像をコピー」を選択すると、編集した画像がコピーされる。
6. あとは、加工した画像をメールやチャットに貼り付け、伝えたい相手に送ればOK。
ビジネスでは、「早く」「正確に」「確実に」相手に伝えることが重要だ。
長々とした文章を書くことに時間を使うより、ビジュアルでサッと伝えたほうが、相手に「早く」「正確に」伝わる。
さらに、強調したい箇所に「ここだよ!」という印(赤枠や吹き出し)を付ければ、「確実に」伝わること間違いなし。
ScreenPresso を使えば、画像入りの「相手に伝わる」コミュニケーションが、素早くできるというわけ。
これぞ、時短・生産性アップである。
こんな便利で高機能なソフトが無料で使えるのだから、感動ですらある。
まとめ
生産性が必ず上がる、フリーウェア×5選を紹介した。
全てPCに常駐するタイプなので、使いたい時に、ショートカットキーですぐに呼び出すことができる。
どれも筆者は毎日使っており、これらなくしては、仕事にならないと言っても、過言ではない。
この記事で紹介したソフトウェアが、皆さんのPC作業の生産性を上げることに寄与できれば、幸いである。